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PR-83Sol

概要技術使用方法仕様試聴ギャラリー

「Fostex FE83-Sol」搭載
 

 2016年に登場した「FE83-Sol」は、表層と基層の2層で構成される最新仕様の紙振動板をもつフルレンジユニットです。従来の紙素材と比較して、高剛性化と高内部損失を両立、また伝搬速度に優れた素材となっています。

 センターキャップは、ボイスコイルボビン直結となっており、40kHzまでの高域再生を実現しています。


オール無垢ひのき材


 「ひのき」は、マツやスギと同じ針葉樹でして、比較的密度が軽い部類に入ります。オーディオでは「重く・硬い」ことが大切とされ、余り採用されることのなかった素材です。

 しかし、先入観なしに様々な樹種を試聴した結果として、選ばれたのが「ひのき」でした。 ひのき材の音色は「情熱的な表現力のあるボーカル。刺々しさが全くない、優しい音色。それにも関わらず、情報量は十分。低音は、鈍くならず弾力に満ちている。」といったところでしょうか。

 PR-83Solでは、使用する木材がすべて「ひのき」となっています。無垢材のなかでも高品位な「無節材」を用い、十分な厚み(最大50mm)として設計しました。さらに密度や聴感特性を考慮したペアリングを行ってスピーカーを作製しております。


45°カット

 PR-83Solの外観の特徴でもある、「45°カット」は音響理論に基づく必然性のあるものです。回折現象の原因にもなる90°の角を無くし、よりスムーズな音波の拡がりをもたらす45°カットは、刺々しさのない自然な中高域表現につながりました。

 PR-83Solでは、とりわけ左右に大きなカットを施し、大きな中高域改善効果を得ています。


大面積バスレフポート


振動板面積にも匹敵する面積をもつバスレフポートは、豊かでノリの良い低域表現を実現します。


ひのきアンカー、各種吸音材でのチューニング

 磁気回路の不要振動を制御する「ひのきアンカー」のほか、2種類の吸音材を適所に配置したチューニングを実施。


内部配線はOFC導体、硬質PE被覆

 内部配線は、オーディオグレード配線の基本ともいえるOFC導体。癖のないニュートラルな聴感特性をもつ線材です。

 導体に比べ、注目されることが少ない被覆材ですが、(線材からのケーブル自作経験から言えることですが)これも再生音に大きな影響をもたらします。PR-83Solでは、硬質PE被覆をもつ線材を用いており、高い情報量をもたらしています。

 また、これらを音質の観点から選別した銀ハンダで結線しています。プリント基板やファストン端子を用いない結線方法は、高純度な再生音につながりました。


バナナプラグ対応スピーカーターミナル

 直径4.5mmの撚線にも対応するスピーカーターミナルを搭載。5.5sqの導体をもつ極太ケーブルにも対応しています。
 Yラグをご使用の際は8mm以上の内幅のものを推奨致します。



  

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