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SW-1A

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構造剛性振動板

SW-1Aでは、様々な応力に対しての剛性を高めた独自の「構造剛性振動板」を搭載しています。 一般的なコーン型の振動板は、前後方向の応力に対する強度はありますが、横方向からの応力に対して脆弱です。 この横方向からの振動は「軸非称振動」「釣鐘動」といえる共振モードを引き起こし、中低域の解像度を悪化させる原因になっていました。
  

「構造剛性振動板」は、前後方向だけでなく、横方向からの応力に対しても高い剛性を確保する構造を、3Dプリンターで0.1mm単位で製作しています。 振動板の不要共振を効果的に抑えることで、スピード感と脈動感のある、深々とした低音再生が可能になりました。

  SW-1A ウーハーユニット


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磁気回路を直接支持

SW-1Aは、ウーハーユニットの磁気回路を支持する固定方法をとっています。 背面から伸ばした支柱にスピーカーユニットの磁石を押し当てるような構造です。

スピーカーから音が出る原理を考えると、フェライト磁石をもつ磁気回路により作られた磁界の中で、ボイスコイルの中を流れる電流がフレミングの法則による電磁力を発生し、それが振動板が動かすことで音が発生します。 この振動板が動くときの反作用は、スピーカーの中でも磁気回路が最初に受け止めており、この音の基点がブレてしまうと音が全てブレてしまうことになります。

一般的なスピーカーでは、スピーカーユニットのフレームをフロントバッフルに固定していますが、フレームの強度だけでは磁気回路の反作用を確実に受け止めることはできません。 また、スピーッカーユニットを取り付ける部分は、大きな穴が開いており箱の中でも構造的に軟弱な部分です。 そのため振動の影響を受けやすく、フロントバッフルにスピーカーユニットを固定する方法では振動の基準点にブレが生じ、音が濁ってしまいます。

SW-1Aは、背面から伸ばした支柱に対して、磁気回路を押し当てることで振動の基準点を明確化にしています。 他にも、底面から支柱を立てる方法や、2つのスピーカーユニットを水平対向で駆動する方法などが考えられますが、メンテナンス性や、箱強度も同時に高める合理性、現実的なサイズ・コストに収めることを追求した結果、背面から支柱を伸ばす方法が好ましいと判断しました。

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高剛性なエンクロージュアと内部補強

本体は、高密度かつ高強度な木材「フィンランドバーチ合板」で作られています。 フィンランドの厳しい寒さの中で、バーチ(カバ)の木は少しづつゆっくりと育っていきます。きめ細かく高密度な木質は、高い剛性が必要とされるオーディオ用途に最適です。

さらに、内部にMDFの補強材が入っており、内部を仕切るような構造になっています。 エンクロージュア表面の振動の腹にあたる位置を確実に保持しつつ、全体がよじれるような「ひし形変形」に対しても高い剛性を示します。

 SW-1Aの内部構造

SW-1Aのエンクロージュアは、これらの補強構造により高い剛性を示すだけでなく、乾いた響きをもっているのも特徴です。

サブウーハーにとって再生帯域外となる、中高音域のエンクロージュアの「響きの良さ」は概して無視されがちですが、低音の質感や音色への影響という観点では決して蔑ろにすることはできません。 吸音材や制振材による不用意な制振は低音の音色が鈍くなるため、SW-1Aではこれらの吸音材や制振材を使用していません。


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フレア形状のバスレフポート

低音は極めてダイナミックレンジが広いのが特徴です。静かなJAZZであっても、ドラムの低音波形は常に「立ち上がり」と「立ち下がり」を繰り返しています。

とくにバスレフダクトは、大風量の超低音が通り抜けるため乱気流によるノイズが発生しやすいポイントとされています。SW-1Aでは、2本のダクトを使用し負荷を分散。さらに、フレア型の構造とすることで、外界と滑らかにつなぐ構造としています。

関連記事 「SW-1Aの開発② バスレフポートの設計(乱気流の抑制)」

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